カラーセンサーによる残糸検出

 今まで残糸検出はブラシによる機械的な判別で行ってきました。その結果ブラシの調整ミス、あるいはブラシが固定されているブラケットのガタなどにより残糸付きボビンを検出できず、空ボビンと判断してしまうことが多くありました。

特に精紡機直結ワインダーであるリンクコーナーでは残糸付きボビンが精紡機側へ流れていくことになり、品質面でのトラブルばかりではなく糸引きによるトラブルなども引き起こしてきました。

そこで、この残糸検出をカラーセンサーで行い検出率100%を目指してはいかがでしょうか?リンクコーナーでは高い評価を得ております。

カラーセンサー化することにより、

1.ブラシ、ブラシブラケットのガタは気にすることは無くなります。

2.機械的な調整はありませんので、メンテナンスフリーになります。

3.取りつけは簡単な追加工(タップ加工)と、ソフト変更をするだけOKです。

4.ボビンの色を検出していますのでマークセンサーでは判別できなかった色糸にも対応できます


(写真矢印はセンサーの検出部です。リンクコーナーの一例)